Webサイト構築の手順
Webサイトの構築は、以下の順序で行われています。
1.サイトのコンセプトや方向性を決める
Web制作しているとわかるのですが、「あれもこれも取り入れてみては?」というように、クライアントからも制作チームからも次々と声が上がってきます。
しかし、このようになんでも取り入れてしまうと、サイトのコンセプトが揺らいでしまい、本来の目的を失い、自己満足のサイトになってしまいます。
ですから、ブレない根幹、つまり、「何のためにサイトをつくるのか?」というコンセプトと方向性をあらかじめ決めておくことが大切です。
2.情報収集
目的を持ったサイト制作において、「どんなものを誰にアピールするのか?」という戦略が必要なので、情報収集を行います。
商品を紹介するサイトであれば、他社競合とサイトで掲載する商品のどんな所・ポイントで差別化を図るか、サイトで1番伝えたいことは何かをクライアントからヒアリングする、お客さんの欲している情報は何かなどの情報収集が必要です。
3.戦略を考える
収集した情報をもとに戦略を考えます。
まずは、更新について。サイトは運営・更新するために費用がかかります。どの期間でどのようにするのか?といったことを決定しなければ、その後の予算も違ってきますので、無駄なお金が発生するなどになりかねません。
次に、媒体を考えることについて。Web制作はPCだけではなく、スマートフォンやタブレットなどのデバイスがあります。ターゲットやアピールするものによって、どの媒体が良いのかを考えます。
そして最後は、サイトの宣伝方法を考えること。いくら素晴らしいサイトを制作したからと言っても、お客さんが訪問しなければ意味がありません。DMやバナー広告、最近ではSNSなどのツールがありますので、これらを利用します。
4.サイト制作
戦略が固まったら次は、どのようにサイト制作するのかを決定します。手順としては、サイトマップの制作→各ページの設計・デザイン→必要素材(テキスト・画像など)です。
まずは、サイトの顔TOPページのデザイン制作に入ることが一般的。次に下層ページの制作に入るというのが流れでしょうか。
そして、そのデザインを元に、デザインをHTMLに反映させるコーディングを始めます。また、ショッピングや投稿などのシステムを組み込む場合もこの段階で行います。
5.公開
制作が終わったら、いよいよサイトの公開です。
公開の方法は、制作会社が行う場合と成果物をクライアントに納品し、クライアント側が行うパターンがあります。しかし、いずれにしても、公開のタイミングはベストな時期を見計らってから行います。(商品であれば発売日など)