デザイナーの必需品Photoshop
Photoshopはその名の通り画像加工に特化したソフトです。正確にいえば、「画像加工に特化したソフトでした」というべきでしょうか。なぜならPhotoshopは開発が進むにつれ、さまざまな機能が追加され、画像加工の域を超越したソフトにバージョンアップしたからです。
静止画であればその創造力は無限大。画像の加工、修正はもちろんのこと、イラストの作成、グラフィックデザインなどなど、画像に関する制作物はなんでもできてしまいます。
またWebに関する機能も豊富。例えばPhotoshop上でWebサイトのデザイン組みを行なった場合、「Generator(生成)」機能を使用することでレイヤー内の画像データを自動的にWebデータとして書き出してくれるのです。いちいち一枚ずつweb用に保存しなくていいので作業効率は格段にあがりますね。
その他にもオートシェイプをCSSに書き出してくれる拡張機能など、サイト制作を助けてくれるツールが豊富に揃っています。
以上のことから、クオリティーの高いwebサイトを作りたい場合、Photoshopはなくてはならないアプリケーションソフトと言えるでしょう。
Photoshopでよく使う機能:ノイズ加工
リアルな質感を出すために、あえてザラつき感を表現するものもあります。そうした場合に役立つ機能として、この「ノイズ加工」が使用されます。例えば、壁やダンボールなどのイラストにザラつき感を出したい場合。
■ノイズ加工の手順 |
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機能の中から、フィルターを選択→ノイズ→ノイズを加える |
一気にノイズを強めるのではなく、徐々に%を増やしていくのがコツ。なぜならば、ノイズ加工をやりすぎると、わざとらしくなってしまい、全体の雰囲気を壊しかねません。
また、応用として写真素材にノイズ加工を加えると、レトロ感が生まれます。
Photoshopでよく使う機能:ライティング
Photoshopには、ライティングの機能があり、これは、素材にスポットライトを当てたような表現をすることができます。
強調したい文字やロゴなどをライトが当たっている部分に配置すると、より効果的なデザインになるでしょう。
■ライティング加工の手順 |
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単一の色で背景色を塗る→新規レイヤーを用意し、白色の円ブラシで、中央から外側に向かってぼかすように円を描く→レイヤーの透明度を調整 |
また、この方法は陰影を強調できますから、黒を基調としたもの、大人しめのデザインを作成するときには効果的です。
Photoshopでよく使う機能:ブラシでレトロ感を出す
アメリカン・ポップのテイストを持つデザインでは、わざと古ぼけた感じにイラストを加工します。そこで、役立つのがブラシの機能です。
■写真を古ぼけた感じにする |
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使用写真を用意→新規レイヤーにブラシを使用して、暖色(ウォームカラー)で塗りムラができるように作成→これらを重ねて出来上がり |
また、ブラシと少し違いますが、似たようなものでいえば、消しゴムを使用するのも面白いかもしれません。例えば、テキストのところどころのインクが薄くなったようなデザインにしたいのであればこのような感じ。
■消しゴムでレトロ感を演出 |
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文字をラスタライズ→消しゴムブラシを選択→好みのブラシを選択→消す |
※ラスタライズ…文字データを画像データに変換したもの
Photoshopでよく使う機能:写真加工
撮影した写真の質に納得が行かない場合でも、Photoshopを使えばある程度はきれいに出来ます。例えば、アンシャープマスク。
■アンシャープマスク |
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メニュー→フィルター→シャープ→アンシャープマスク |
この機能を使えば、輪郭がぼやけた画像でもくっきりとすることができるほか、写真全体をクリアにすることができます。しかし、注意としては、シャープをキツくし過ぎると、保存の際にノイズが出てしまうことがありますので気をつけて下さい。