シンプルな文法が特徴のプログラム言語PHP

PHPのようなサーバーサイドスクリプトは、覚えておくと、便利なシーンが多くあります。PHPは、プログラム言語のなかでも文法がシンプルで分かりやすいのが特徴です。

PHPでよく使う機能:ヘッダーを一つにまとめる

例えば、Webサイト全体で共通のヘッダーを使う場合に、1つのファイルにまとめることのできるPHPは便利です。

いくつかの店舗や複数のサークルをまとめるときは、ばらばらのエディターで作成したサイトをトップページにあつめることになります。こうしたときに面倒なのは、あとからの修正です。

各HTMLを全て修正するとき、一斉置き換えによる修正ミスなどを減らすことができます。

手順としては下記をヘッダー部分に入力するだけです。

<!DOCTYPE html PUBLIC “-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN” “http://www.w3.org/
<html xmlns=”http://www.w3.org/1999/xhtml” xml:lang=”ja”>
<head>
<meta http-equiv=”Content-Type” content=”text/html;charset=UTF-8″>
<title>Document</title>
</head>
<body>
<?php include “header.html”; ?>
<?php include “header.html”; ?>
</body>
</html>

ページ数の多いWebサイトでは、もっと本格的なコンテンツ管理システムを導入することもあります。しかし、PHPでも十分に機能的なサイト作成ができます。

PHPでよく使う機能:時間で募集を区切る

Webサイトでは、時間で懸賞を行ったり、参加募集を行うことがあります。この作業は、PHPを使うことで、簡単に行うことができます。

たとえば、Webでイベント参加メンバーを募集する場合、募集開始時間と終了時間を設定することが可能です。学園祭やパーティなどでは、イベントの開始時間に合わせて、募集を締め切ることもできます。

手順は、作成したバナーに下記のコードを埋め込むだけ。

<?php
// 時刻が終了より前であれば
if (time() < strtotime(時間)) {
echo “<p>参加者はこちらへ!</p>”;

// 時刻が過ぎてしまった時、
} else {
echo “<p>既にパーティは始まっています</p>”;
}
?>

時間だけでなく、期間で区切ることもできます。商品を販売する時に、「10日間だけ特別割引」というバナーを作り、期日が過ぎたら「終了しました!」と文字を変化させることもできます。

また、サイトのフッター部分に年表を入れるとき、自動更新させることも可能です。

例えば、下記を埋め込むと、

<div id=”footer”>
<p class=”copyright”>©2012-<?php echo date(“Y”); ?> Stocker.jp</p>
</div>

2013年には「「©2012-2013」、2014年には「©2012-2014」と自動更新されます。

PHPでよく使う機能:既存のWebサイトのURLを残せる

サイトを新しく作り直すとき、気になるのはURLの変更です。PHPはURLの変更なしで、これまでのサイトにPHPを導入することができます。

●手順
新規サイトをテキストエディターで作成。

下記をペースト。
AddType application/x-httpd-php .htm .html

「htaccess.txt」などのファイル名で保存。

アップロード後に
「htaccess.txt」から「.htaccess」にファイル名を変更。

レンタルサーバーによっては、手順が異なることもあります。しかし、これまでのURLを残したい人はためしてみるとよいでしょう。

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